SmartDiscussion、生成AI を活用した資料検索・要約機能を提供開始
〜 ANA ホールディングス株式会社の経営会議で導入〜

 キッセイコムテック株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役会長兼最高経営責任者:神澤鋭二)は、「ペーパーレス会議システム SmartDiscussion(スマートディスカッション)」に、AI による自然言語検索・資料要約・チャット問い合わせ機能を搭載した新バージョンをリリースしました。

■ 背景と市場動向
 SmartDiscussion は民間企業、官公庁、地方議会など約800 団体で利用されており、組織内のあらゆる資料を一元管理・共有・閲覧するシステムとして、各団体において会議資料を中心に
数千〜数万件の資料が蓄積・管理されています。
 昨今、高度な生成AI が急速に普及しており、その利便性の高さや有用性は多くの人に認知されています。一方、法人組織においては、経営会議資料など機密性の高い情報の流出を懸念し、生成AI 活用に慎重な組織も多く、保有資料の有効活用が進んでいないケースも見受けられます。
 こうした状況を背景に、多くの既存顧客より、SmartDiscussion に蓄積された資料を活用して「複数資料を横断的に分析・整理した要約情報を得たい」、「長文資料を要約したい」等の資料活用に関するご要望をいただいておりました。これらのニーズに対応するため、最新AI 技術を活用した大量資料の解析・検索機能を開発し、オプション機能として提供を開始しました。

■ サービスの特徴

  1. 高度なAI エンジンの採用
    AI エンジンとして、長文コンテキストの処理や文書生成に優れた性能を持つAnthropic(アンソロピック)社のClaude(クロード)を採用。セキュリティを確保したうえでAI 機能を活用することができます。(同エンジンの進化に合わせ、継続的な機能向上を図ります)
  2. 万全のセキュリティ
    重要文書の機密性を担保するため、SmartDiscussion が備えるきめ細かいアクセス管理機能を踏襲するとともに、お客様ごとの専用環境で運用することで、機密情報の安全性を確保します。

■ 提供実績
 今回開発したSmartDiscussion AI 活用機能について、先行導入企業としてANA ホールディングス株式会社様にて、2026 年4 月より経営会議におけるAI への質問や検索での利用を開始
しました。今後はさらなる活用の拡大を目指してまいります。
 同社では、2018 年よりSmartDiscussion を運用いただいており、これまでに経営幹部層を中心とした数百名の方々に、1 万件を超える資料の共有・閲覧用としてご活用いただいております。
今回のAI 活用機能リリースにより、厳格なセキュリティのもと、長年にわたって蓄積された膨大な資料をより効果的に活用いただける環境をご提供しております。

■ 今後の展望
 本機能の活用により、組織内資料の活用の幅が広がり、業務の生産性向上が期待されます。
例えば、100 ページを超える報告書も、高度な文書解析に基づく要約で速やかに概要を把握し、数千件以上の大量資料の中から曖昧なキーワードや話し言葉で目的の資料を簡単に抽出したり、過去数年間・複数資料にわたる議論の経緯をまとめたりするなど、組織内に蓄積された知見や過去資料を効率的に活用できる環境の実現を支援します。
 生成AI 技術は急速な進化を続けており、適切に活用することで生産性の大幅な向上が見込まれます。SmartDiscussion は「ペーパーレス」という枠組みを超え、「高度な文書活用システム」
として進化すべく、今後もAI 関連機能の強化・拡充を図ってまいります。

■ 本製品の概要
製品名 :SmartDiscussion(スマートディスカッション) AI 活用オプション

主な機能:
組織内の蓄積資料について、最新AI エンジンの利用による、自然言語(話し言葉)による資料検索・長文資料の要約・チャット問い合わせ回答を実現

製品特徴:

  1. 最新AI エンジンによる高度な文書解析
    Claude をエンジンとした高度文書解析に基づくAI 処理機能
  2. 専用環境によるセキュリティの担保(お客様データの安全な管理)
    システムで使用する全ての入出力データ(資料や問い合わせ内容・回答結果)はお客様ごとの専用環境で管理され、AI モデルの学習に利用されない環境で提供
  3. 大量資料の蓄積・高速処理
    数千〜数万件の対象資料を一元管理するとともに、登録資料は自動でAI 処理に最適化し、利用者からの問い合わせに対して高速で回答