動物実験用運動量計測装置「nano tag (ナノタグ)」を発売

 キッセイコムテック株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役社長:神澤鋭二)は、動物実験用の運動量計測装置 「nano tag(ナノタグ)」を株式会社アコーズ(本社:長野県飯田市、代表取締役社長:佐々木邦雄)と共同開発しました。2016年3月7日より、nano tagの設定・データ読み込み・データ表示を行う、nano tagビューアプログラムとあわせて販売を開始します。

「nano tag」詳細

■動物実験用運動量計測装置「nano tag」について

 nano tagはマウス、ラット等の実験動物の自発運動量を計測し、薬理試験・実験・研究・教育などに用いる小型の運動量計です。一匹毎にnano tagを装着するため、一つのケージ内で複数匹の運動量を同時に計測することができ、従来難しかった集団活動や、親子間の関係などを計測することができます。また、集団行動する動物においては、ケージ内に一匹というストレスがかかる状態でなく、群飼育することで自然な状態での計測が行えます。

■「nano tag」製品概要
主な機能 : 小型軽量(サイズ15mm × 14.2mm × 7.1mm、重量約2g)で、加速度センサーにより運動量を計測します。のべ60日間のデータ計測ができ、本体内にデータを保存します。また、温度センサーを内蔵し、IPX7相当の防水性を有します。12秒・30秒・1分・2分・4分・5分間隔で運動量・温度を記録し、その組み合わせは任意に設定可能です。
製品価格 : 5個パック 11万円(税抜)
URL : https://www.kicnet.co.jp/solutions/biosignal/sleep/nanotag/


■「nano tagビューアプログラム」製品概要
主な機能 : Felica通信により保存間隔・感度などの設定およびデータ読み込みを行います。また、データの表示、CSVファイル出力を行います。
製品価格 : 30万円(税抜)